みずほFG、LINEとの新銀行開業を中止 目指すサービス見通せず
2023.03.30 10:33.jpg)
みずほフィナンシャルグループ(FG)は3月30日、LINEと共同で設立予定だった「LINEBank(バンク)」の開業を中止すると発表した。システム開発が難航するなか、コスト増加やネット銀行の競争拡大により参入を断念した。今後、設立準備会社の解散・清算手続きを進める。
両社は2018年に共同出資で新銀行を開業すると発表した。若年層を対象にした「親しみやすく利用しやすいスマホ銀行」を目指しシステム開発を進めていたが、開発が難航。当初予定していた20年度の開業を、22年度をめどに延期した。
開業が延期するなか、金融DXの進展や他のネット銀行の台頭など外部環境の変化から、「利便性の高いサービス提供にはさらなる時間と追加投資が必要で、お客さまのご期待に沿うサービスの提供が現時点では見通せない」と判断した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト