みずほ銀、地域通貨「会津コイン」提供 キャッシュレスの課題解決
2023.03.29 20:52みずほ銀行は3月29日、地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「会津コイン」の提供を開始した。スマホ決済アプリ「会津財布」にみずほ銀行の「ハウスコイン」サービスを組み合わせたもの。地域内のキャッシュレスに関する課題を解決する。
ハウスコインは、企業や自治体のサービスに決済機能を追加する。会津財布上で金融機関の口座からチャージして会津コインを利用する。これまで会津財布は、同行が提供するJコインに対応していた。
会津地域では、加盟店手数料の負担と売上高の受け取りに時間がかかるといった理由から、キャッシュレス決済が普及しないという課題があった。そこで、店舗事業者が支払う料金に上限を設け、売上高をいつでも受け取ることができるようにした。
また、会津若松市のデータ基盤上に決済データを集め、地域サービスの創出を図る。今後は、会津地域で会津コインを活用した公共料金や会費の収納への対応を検討している。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中企庁、再構築補助金を再開 「借り換え」で加点も
- 金融機関、「口座管理法」対応急ぐ デジ庁説明遅く時間足りず
- 宮城第一信金、宇宙関連企業に単独融資 新興企業支援を本格化
- 柏崎信金、障がい者向けコンサートに50人 つのだ☆ひろさん招く
- ことら送金、提供金融機関400先が視野 資金移動1社も準備段階
- 中小機構、新理事長に大阪ガス副社長の宮川氏 公募での新任
- 銀行界、120行が共同機構利用 マネロン対策底上げへ
- 金融界、利上げ交渉本番へ 研修やQ&A作成し準備 やりがい復活に期待
- りそなHD、九州地区地銀と連携強化 輸出保証で鹿児島銀とマッチング契約
- 中企庁、グループ化加速へ投資 ファンドに地域金融も