大阪商工信金、ビッグアドバンス導入 大阪府内の信金・信組で初
2023.03.28 18:33
大阪商工信用金庫(大阪市、多賀隆一理事長)は4月3日、ココペリ(東京都)が提供する中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance(ビッグアドバンス)」を導入する。大阪府内の信金・信組では初めて。
ビッグアドバンスは、全国の金融機関と連携して販路拡大など中小企業の経営支援を行うサービスで、地域銀行や信金など85機関が導入(4月末予定)。登録企業数は7万2393社(2022年9月末)で、ビジネスマッチングやビジネスチャット、ホームページ作成などの機能を月額3300円で利用できる。
3月28日に記者会見した大阪商工信金の多賀理事長は、「7年前から金庫独自のビジネスマッチング『ファインダーサービス』を取り扱い、年間約500の案件がある」とし、「当金庫の取引先は約4千社だが、ビッグアドバンスの導入で7万社以上の企業とつながり、マッチングの成約率を高めていきたい」と話した。
ココペリの近藤繁代表取締役CEOは、「金融機関が介在するので安心感を持って商談できる。企業の新たな出会いで活性化につながれば」と述べた。