大分銀、野村証券との提携業務開始 県内5カ所に拠点

2023.03.27 18:35
提携・連携 資産形成
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コンサルティングプラザの開設セレモニーでテープカットする大分銀の後藤富一郎頭取(左から3人目)と野村証券の杉山剛専務(左から4人目、3月27日、大分コンサルティングプラザ)
コンサルティングプラザの開設セレモニーでテープカットする大分銀の後藤富一郎頭取(左から3人目)と野村証券の杉山剛専務(左から4人目、3月27日、大分コンサルティングプラザ)

大分銀行は3月27日、2022年8月に結んだ野村証券との包括的業務提携に基づく金融商品仲介業務を開始した。


同行は野村証券のノウハウ習得など営業力強化や口座管理などシステム分野のコスト削減につなげる。同証券の全商品を取り扱うことができるようになり、投資信託は約10倍以上増加して800商品になるなど、商品のラインアップが充実する。


同行の預かり資産営業部門と同証券の大分支店のリテール機能を統合し、同行内に「アセットコンサルティング室」(人員160人)を新設。大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市の5カ所に営業拠点「コンサルティングプラザ」を開設した。今回の提携で、預かり資産の販売を5拠点に集約する。


野村証券大分支店は3月24日に閉鎖。同証券から同行に出向する社員61人は、既存客の勧誘やアフターフォロー、新規開拓、事務業務などに従事する。


野村証券大分支店長から同行のアライアンス統括部長兼アセットコンサルティング室長に就任した大見正樹氏は「大分銀行の地盤と県内の5拠点を活用して、大分県民の投資に貢献していきたい」と意気込む。同行のアセットコンサルティング室の工藤憲文室長は「野村証券の取扱商品やノウハウを活用して、県民の資産形成を充実させたい」と期待する。両社の預かり資産残高は約3500億円で、提携により5000億円を目指す。

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