住友生命、本社接客窓口に共用スペース 来店客倍増へ
2023.03.26 04:30![共用スペースでテープカットする役職員(3月24日、大阪ご来店サービスセンター)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/ON住生リニューアル-1.jpg)
住友生命保険は3月27日、本社の接客窓口「大阪ご来店サービスセンター」をリニューアルオープンする。入り口周辺に無料のコワーキングスペースを新設。来店客の倍増につなげる狙いだ。
同センターは本社近くのビル1階にあり、来店客の相談や契約手続きの窓口を担う。2020年12月に移転オープンしたものの、コロナ禍やデジタル化の流れで来店客は1日平均10人未満。来店客を増やすため、ビル入り口と接客室の間のスペースを有効活用することにした。
壁紙を張り替えたほか、同社で初となるコワーキングスペースを設置。机や椅子を新調し、近隣の会社員や住民らが自由に使えるよう開放する。箱形の作業スペース「ワークポッド」も2台購入し、LINEで友達登録すれば30分単位で予約・利用できるようにする。
来店客の健康度をみえる化する機器も新設。手のひらの色素の量から野菜摂取の充足度を測る「ベジチェック」(カゴメ)や、選択式回答で脳年齢を示す「脳年齢測定器」(脳活性総合研究所)をレンタルした。
刷新のアイデアは本社組織の事務職員(全約2000人)から募り、38チームの97人が応じた。応募者による相互の投票で5チームのアイデアを選び、約1年かけて実行した。
3月24日には同センターでオープンセレモニーを開いた。所属職員11人や本社部室長らのほか、アイデアが採用された5チームの18人も出席。日下和彦取締役・代表執行役専務は「保険の枠組みを超えたウェルビーイング(心身の充実)を提供できる場所にしていく」と語った。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、「生活基盤プラットフォーム」正式決定 25年2月から開始 住所変更など
- ひろぎんHD、サイバー攻撃対策を事業化 金融系初の体験型施設
- 信金、公金預金戦略が岐路 入札金利上昇で撤退も
- 金融庁、マネロン検査継続 基本的な態勢整備徹底へ
- SBIHD、酒造会社の投資で地銀と連携 ファンド規模1000億円を視野に
- デジタルキャンプ、初の女性コンサル研修 グループワークで「リアルな声」
- 百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談
- 肥後銀、CO2排出量算定システムを2000先が利用 地域金融機関に推進へ算定・開示対応も
- 東栄信金と足立成和信金、新金庫名は「したまち信用金庫」
- 【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発