九州財務局、金融機関の若手向けに勉強会 支援ノウハウ共有
2023.03.24 19:14
九州財務局は3月23、24日、九州経済産業局と熊本市内で熊本県内金融機関などの若手行職員向け勉強会を共催した。11機関の融資・渉外担当など42人が参加。事業者支援などの施策を紹介したほか、参加者同士で支援ノウハウを共有した。
1日目は、熊本県よろず支援拠点の鹿子木康チーフコーディネーターが「相談者の“キャッシュが増える”をお手伝い」、鹿児島県よろず支援拠点の森友伸和チーフコーディネーターが「中小企業の売上拡大に向けた支援」について講演。よろず支援拠点の取り組みや金融機関に期待することなどを説明した。また、九州経産局と熊本県信用保証協会、日本政策金融公庫熊本支店が支援施策を紹介。その後、参加者同士で交流を深めた。
2日目は、金融庁監督局銀行第二課地域金融企画室の渡辺茂紀室長補佐が事業者支援などをテーマに講演。参加者は事例をもとにワークショップに取り組み、課題や支援策などについて議論。渡辺室長補佐は、「金融の仕事は人の人生に影響がある仕事」と強調した。
追手門学院大学の水野浩児教授による「これからの事業者支援の方向性~事業者支援に必要な情報とスキル~」と題した講演もあった。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、伴走人材の育成が軌道に 「業種別支援」広がる
- 地域銀、公金手数料で合意相次ぐ 約200団体が引き上げ承諾
- 地域銀23年9月末NISA口座数 業態トップは福岡銀、北洋銀 西日本シティと常陽が上昇
- 横浜銀、行内ChatGPT導入 生成AI活用で生産性向上へ
- 太田純・三井住友FG社長が死去 当面は中島副社長が代行
- 定期預金金利引き上げ 信金・信組、農協も 地域銀は6割が改定
- 金融庁、保全先の支援不足に警鐘 改善・再生へ監督強化
- 埼玉県信金、取引先のDXを支援 体験会に累計2000社
- 金融庁、外貨調達費の税負担軽く 損金算入制限見直し要望
- 外貨建て保険業績評価 地域銀、半数「見直し」 金融庁の指摘が影響