サクシード、那須塩原市と承継推進 地元受け手企業が初参画
2023.03.16 20:41![連携協定を結んだ那須塩原市の渡辺美知太郎市長(左から2番目)と水沼代表(左から3番目)(3月16日、那須塩原市役所)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/P3160670.jpg)
経営コンサルティングのサクシード(栃木県)は3月16日、那須塩原市と「事業承継の推進に関する連携協定」を締結した。地元の受け手企業が、間接的に参画する全国初の取り組み。
連携協定には、両者のほか那須塩原市商工会と西那須野商工会が参画。協定内容は①那須塩原市内事業者などが取り組む事業承継の支援②事業承継に関する情報発信③事業承継に係る課題解決に向けた調査研究-など。
事業承継に関する各種相談への助言やニーズに合った専門機関などの紹介、サクシードが提供し地元金融機関が参加するWEBメディアプラットフォーム・ツグナラ那須塩原などを活用した情報発信を行う。ツグナラを介して地元の受け手企業が間接的に参画する。那須塩原市が今後行う補助金や専門家派遣など支援施策の検討に連携して調査研究も行う。
水沼啓幸サクシード代表取締役は「受け手となる地元事業者への啓発活動を行いたい。事業拡大や新規事業の立ち上げの検討などニーズを掘り起こして、地元に事業が残る承継が必要」と話した。同社は同市との連携で実績を積み上げ、他の地公体との連携も視野に入れている。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、「生活基盤プラットフォーム」正式決定 25年2月から開始 住所変更など
- ひろぎんHD、サイバー攻撃対策を事業化 金融系初の体験型施設
- 信金、公金預金戦略が岐路 入札金利上昇で撤退も
- 金融庁、マネロン検査継続 基本的な態勢整備徹底へ
- SBIHD、酒造会社の投資で地銀と連携 ファンド規模1000億円を視野に
- デジタルキャンプ、初の女性コンサル研修 グループワークで「リアルな声」
- 百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談
- 肥後銀、CO2排出量算定システムを2000先が利用 地域金融機関に推進へ算定・開示対応も
- 東栄信金と足立成和信金、新金庫名は「したまち信用金庫」
- 【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発