枚方信金、創業祝い金贈呈　7社に各10万円

枚方信用金庫（枚方市、吉野敬昌理事長）は3月8日、本店で地元の起業家に「創業祝い金」を贈呈した。市職員や商工団体幹部らを交えた意見交換会も開催。起業家の事業継続を後押しする。

「創業祝い金贈呈式」として2014年度から続けている。当時、大手製造業の経営破綻（はたん）が中小企業に連鎖したため、吉野理事長が発案した。贈呈の対象は、①地元7市での開業②創業支援融資の利用③開業後5年間のモニタリングへの協力――など。

今回はプラスチック卸や着物レンタル、塗装などの業者が祝い金を受け取った。各代表者は約1時間の意見交換会で苦労話や目標を語った。市や商工団体、日本政策金融公庫などの幹部ら15人が来場し、販路開拓やホームページ作成、助成などの支援メニューを紹介した。

吉野理事長は「経営に苦しんでも、支援機関を思い出して相談してほしい」と話した。