日本生命、ESG投融資枠5兆円に拡大 30年度目標
2023.03.07 04:35
日本生命保険は3月6日、ESG(環境・社会、ガバナンス)をテーマにした投融資枠を大幅に拡大、2017~30年度の数量目標を5兆円に設定した。このうち再生可能エネルギーやグリーンファイナンス、トランジション・ファイナンスなど「脱炭素ファイナンス枠」のみで3兆円(21~30年度)とした。
同社はこれまで、17~23年度のESG投融資枠1兆7000億円を掲げ、ブルーボンドやソーシャルボンドなどへの投資を実行してきた。この結果、22年12月末時点の累計投融資額は1兆7800億円と目標を1年前倒しで達成。22年3月に設定した脱炭素ファイナンス枠の5000億円も、5200億円と目標を上回った。
このため、新たな目標を設定した。企業のESGヘの取り組みを後押しするとともに、社会的な成果の創出に一層貢献する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%