東京海上日動、「TX少短」営業開始　第1弾はバイク盗難保険

東京海上日動火災保険は3月7日、少額短期保険会社Tokio　Marine　X（TX少短）の営業を開始した。パートナー企業とのタイアップを通じて保険ニーズと付保状況のギャップを埋めるとともに、新たな顧客層の開拓を目指す。第1弾はウェブ完結型のバイク盗難保険。ローソンを通じて自賠責保険に加入した顧客へ案内する。

同社が2022年に実施したアンケートによれば、バイク利用者の8割はバイクを「生活の足」として使用している。一方、盗難事故に備える車両保険の付保率は自動二輪車で1.6％、原付きバイクは0.1％という状況だ。こうしたプロテクション（補償）ギャップを埋めるため、月額270円で盗難時に見舞金として一律8万円を支払う保険を開発した。

同社は大手コンビニエンスストアを代理店として自賠責保険や自転車保険、一部コンビニでは1日限定の自動車保険を販売。今回はローソンで自賠責保険に加入した顧客へスマートフォンのプッシュ通知で商品を案内。専用サイト上で手続き・支払いが完結するようにした。