横浜銀、ファンドで承継支援 有能人材紹介し経営権取得

2023.03.03 09:53
事業承継支援 ファンド・出資
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横浜銀行は3月1日、ナショナルサーチファンド(=NSF、東京)と共同で後継者不足に悩む中小企業の事業承継を支援することを狙いに「サーチファンド」を設立した。経営者の高齢化が進むなか、全国でも後継者不在率が高い神奈川県の取引先の課題解決につなげる。


サーチファンドは、有能な経営人材(サーチャー)を紹介するとともにファンド資金で対象企業の経営権を取得し、サーチャー自らが代表者となって企業価値向上に取り組むプライベートエクイティ投資の形態の一つ。ファンドでは横浜銀が投資家(LP)、NSFが運営会社(GP)となる。組成額は10億5000万円(LP=10億円、GP=5000万円)で、期間は10年。サーチャー候補を5人前後揃え、5件の投資を目指す(1件あたり1億~2億円)。


横浜銀では営業店が取引先の課題やニーズに関する情報を収集したうえで、事業承継の具体的スキームについてはソリューション営業部の専門部隊が対応する。サーチファンドは新たなソリューションメニューとして位置づけ、課題解決能力の向上に役立てる方針。

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写真撮影に応じる(左から大木暁・常務執行役員本店営業部長、山根孝・NSF代表取締役、矢嶋氏、松谷氏、片岡頭取)

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