【お知らせ】「DBX2023」初日700人来場、きょうも最新事例を提供
2023.03.03 04:50
銀行の「DX(デジタルトランスフォーメーション)」に特化したデジタルバンキング展「DBX2023」(主催=日本金融通信社、共催=金融ジャーナル社、後援=金融庁、全国銀行協会など13団体、農林中央金庫、Fintech協会)の初日が3月2日、ステーションコンファレンス東京で開催された。来場者は701人(前年比365人増)に上り、デジタル変革を進める最新事例を熱心に収集した。
今年のテーマは「新しい預金、新しい貸付、新しい為替への挑戦」。ブース出展は16社、セミナーは5セッション設けた。
基調講演には、金融庁総合政策局の柳瀬護参事官が「顧客に提供する金融サービスのあり方についてもう一度考え直していただき、ビジネスや体制を再構築していく必要がある」と、社会全体のデジタル化で金融機関が果たす役割を強調。組織横断的にオープンイノベーション戦略立案を要望した。
しずおかフィナンシャルグループの鈴木統也執行役員グループCIOは、2021年に稼働した「次世代勘定系システム」を主体に、業務アプリケーションの刷新とハードウェアのオープン化を同時に実施した成果を解説。「27年ごろをめどにクラウド化を目指し、22年から日立製作所とアマゾンウェブサービスと技術検証を開始した。今後、効果を確認できればクラウド化にも取り組んでいきたい」と新たな戦略を明かした。

2日目となる3日は、午前の基調講演に三菱UFJ銀行デジタルサービス企画部DX室の岩田廉平DX室長、北国フィナンシャルホールディングス・杖村修司社長、夕方にはみんなの銀行の永吉健一頭取、めぶきフィナンシャルグループ傘下の常陽銀行から五來雄二取締役常務執行役員が壇上に上がる。セミナーは11セッション行う。
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