奈良県信保協、協会けんぽと連携 企業の健康経営支援
2023.03.02 19:08
奈良県信用保証協会(松谷幸和会長)は3月2日、全国健康保険協会(協会けんぽ)奈良支部と業務連携協定を締結した。中小企業・小規模事業者の健康経営への取り組みを後押しする。信保協が協会けんぽと連携協定を結ぶのは近畿地区で初めて。
今回の連携を通じて、両者はセミナーなどで健康経営への取り組み周知に努める。締結式で松谷会長は「健康経営に努める企業に対して、金融面や経営支援でサポートしていく」と語った。
同信保協は健康経営に取り組む企業に対しSDGs推進保証を取り扱っている。協会けんぽが認証する「職場まるごと健康宣言」や経済産業省が認定する健康経営宣言企業などが対象で、保証料率を20%優遇する。
2023年2月末までに協会けんぽの同宣言を通じた申し込みは11件・総額1億6500万円あった。同信保協では23年度も同様の保証を継続する予定で、今回の連携により「多くの利用を見込んでいる」(総務企画部)という。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力