【推薦図書】『精神科医が見つけた3つの幸福』(樺沢紫苑著)
2023.03.03 04:45
【推薦者】全国労働金庫協会相談役・高橋 精一氏
幸せは「小さな幸せ」、今、楽しいを積み上げる
労金業態では、職員幸福度の向上をはじめとした労働金庫にふさわしい「組織風土」の確立や健康経営、SDGs達成に向けた取組みを実践し、一貫して働く人の「幸せ」を応援している。
あなたにとって「幸せ」とはなんでしょうか。幸せになる方法はいかなるものでしょうか。著者は精神科医。私たちが「幸せ」と感じるときに、脳の中では「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」の3大幸福物質が分泌されている。セロトニン的幸福は、心と体の健康。オキシトシン的幸福は、友情、人間関係、コミュニティへの所属などつながりと愛の幸福。ドーパミン的幸福は、お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福。「3つの幸福」には順番があり、セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福の順番。この順番が大事で著者はこれを「幸せの三段重理論」という。本書は、「幸せになる方法」が、徹底的に「現実的」「具体的」に、朝起きてから、夜寝るまでの、実践的で明確な「TO DO」で示されている。「幸福は結果ではなくてプロセス」。本書の内容を実践すればあなたの幸せにつながること請け合いです。今回で、私の推薦図書の紹介は最後です。3年間ありがとうございました。
(飛鳥新社、税込み1650円)
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