ちいきん会、7会場つなぎ大会 有志160人が対話深める

2023.02.28 11:38
地方創生
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東京会場では遠藤氏(右)らが活動の意義を伝えた(2月26日、都内)
東京会場では遠藤氏(右)らが活動の意義を伝えた(2月26日、都内)

地域金融機関や地方公共団体の有志役職員が集まるちいきん会は2月26日、全国7カ所をつないで大会を開いた。リアル・オンラインを合わせて約160人が参加し、各地の組織が取り組みを報告した。


メインの東京会場から、遠藤俊英・元金融庁長官や日下智晴・元同庁地域金融企画室長らのパネルディスカッションを中継。遠藤氏は「組織に閉じこもらず、肩書を外していろんな人と会うことが個人の成長につながる」と、活動の意義を伝えた。両氏とともに理事を務める北村清士・東邦銀行顧問、増田寿幸・京都信用金庫顧問も東京に駆け付けた。


地域組織は、当日に「山梨ダイアログ」が発足し、合計で15団体に増えた。山梨ダイアログは、山梨中央銀行で地域DXアドバイザーを務める藤野宙志氏が主宰。「新しいつながりが一人一人の自己実現に向けた一歩になれば」(藤野氏)との思いから、県内の金融機関や地方公共団体を巻き込んで対話を深めていく考え。山梨会場には約30人が集まり、全国組織の代表理事を務める新田信行・元第一勧業信用組合理事長が「どんどん交流して次につなげよう」と呼び掛けた。


ちいきん会は、金融庁職員の実験的活動が起点となって始まった活動で、2022年に一般社団法人化を果たした。信用金庫職員などが事務局を務めており、今後も活動の幅を広げていくことを目指す。

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