T&DF生命、個人年金に円貨プラン追加 要件「要支援1」へ緩和
2023.03.02 16:01T&Dフィナンシャル生命保険は4月1日から、一時払い個人年金保険をリニューアルし、「介護認知症プラン」の年金原資を円金利で運用する仕様へ改定した。介護認知症保障の受け取り要件を公的介護保険制度の「要介護1」から「要支援1」へ緩和。顧客ポートフォリオの分散を念頭に、外貨変額を主体とした商品ラインアップへ円貨定額の選択肢を追加した。
商品名は「ファイブテン・ワールド3」。米ドル・豪ドル金利で運用するターゲット型の「外貨プラン」は既存のままとし、介護認知症保障を改定した「円貨プラン」との2本建てに。据え置き期間はいずれも5年・10年からの選択。円貨プランでは最低払い込み保険料を300万円から100万円へ引き下げ、上限額を1.5億円から7億円へ引き上げた。
介護認知症保障の受け取り要件となる「要支援1」は、入浴・排泄(はいせつ)など日常生活の一部に見守りや手助けが必要だが“介助”は不要。現行商品の販売員へ行ったヒアリングから、「『要介護』を要件とした場合、換金性が乏しくなる」との声が聞かれたのに対応した。
現行商品の取り扱い代理店は14金融機関。まずはこれら代理店での採用を目指す。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 春の叙勲 金融界から23人
- 政府・与党、ファクタリング強要を警戒 手形の期間短縮で中小悲鳴
- 静岡銀、データ利活用を加速 りそな銀・ブレインパッドと連携
- 銀行・信金、実務型インターン3割 多様な業務内容 理解促す
- 日本公庫、「創業環境は平時に」 融資件数は3年連続増加 飲食・宿泊業が伸長
- 山形銀、新入研修を2カ月に延長 長期宿泊で連帯感醸成
- あおぞら銀、最終赤字498億円に下方修正 繰税資産取り崩しで
- 千葉興業銀、リスク取り農業の実証実験 自前の「イチゴ農園」開設へ
- 多摩信金、ビッグアドバンス導入 マッチングや補助金支援
- リンカーズの商談システム、導入先同士の案件マッチング 浜松いわた信金で32件創出