八十二銀、シンガポール支店開設で式典 地域商社の商談会も
2023.02.24 10:38
八十二銀行は2月21日、シンガポール支店開設を記念して、同店が入居する高層ビルの宴会ホールでレセプションを開いた。シンガポール日本大使館の高橋良明公使やシンガポール日本商工会議所の藤浩蔵会頭、海外進出している同行取引先(シンガポール・インドネシア)など約80人が出席した。
同行からは松下正樹頭取や吉村繁常務執行役員、国際部の高橋資昌部長らが参加。松下頭取はあいさつで、「取引先現地法人の資金調達や非日系企業向けシンジケートローンの参加などにより積極的に地域の経済成長に関与していきたい」と述べたうえで、「地域商社事業を営む『八十二Link Nagano』の活用を含め、日系企業の海外販路開拓支援や現地法人の運営に関わる各種コンサルティングに注力していく」と話した。
同日は八十二Link Naganoによる長野県産品の実演・試食品の飲食提供も実施。出席者に日本酒やワイン、フルーツビールなどをふるまったほか、ジャムやフリーズドライ食品などを展示した。22~23日にかけては、現地で日本食材を扱う輸入業者6社を招いた商談会を開いた。
シンガポール支店は2月1日に駐在員事務所から昇格。14人体制(行員7人と現地スタッフ7人)の下、取引先のASEAN(東南アジア諸国連合)地域への進出支援を手掛けている。
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