奈良中央信金、グッドサポート贈呈式　大賞の2社へ200万円助成

奈良中央信用金庫（奈良県、高田知彦理事長）は2月20日、起業支援や中小企業による新事業展開を応援する「第15回ちゅうしん地域中小企業振興助成金制度」（グッドサポート）の贈呈式を本店で行った。

今回は初めての試みとして製造・非製造の2部門に分けて募集。製造部門82件、非製造部門130件の応募から各7件を選び、合計1180万円の助成を行った。

大賞は、製造部門が奈良精工（桜井市）の喉頭ガン手術で患者の身体への負担を軽減する医療器具「先端湾曲任意固定回転鉗子」、非製造部門は無限（生駒市）の「駄菓子屋をイメージした場所で、寄付を原資に支援が必要な子どもに食事などを提供」する活動が受賞、200万円の助成金が贈られた。

贈呈式で高田理事長は「外部の支援機関と連携し、業態や規模にかかわらず、ビジネスマッチングや専門家派遣事業などを通じて県内企業の活性化を支援したい」と語った。

なお、2次審査を通過できなかった21先に対しては、中小企業診断士による事業診断、アドバイスを実施する予定。