三遠南信8信金がサミット 講演会やオンライン物産展開く
2023.02.20 18:27
三遠南信地区の8信用金庫(飯田、アルプス中央、浜松いわた、島田掛川、遠州、豊橋、豊川、蒲郡)は2月18日、長野県駒ヶ根市の赤穂公民館ホールで「三遠南信しんきんサミット」を開催した。今回で15回目。ハイブリッド形式の講演会や取引先商品を紹介するオンライン物産展などを通じて、県境を越えた地域経済の活性化につなげる。
愛知大学の戸田敏行教授が「三遠南信の将来像」、信州大学特任教授でニューヨーク州弁護士の山口真由氏が「岐路に立つ日本 この先、日本が向かうべき道」と題して講演。定員を超える約200人が参加し、YouTubeでも生配信した。
8月31日まで公開する専用サイトを通じたオンライン物産展には、取引先延べ61店舗が参加し、山海の幸や、工芸品などのご当地逸品を紹介。三遠南信への旅行プランに役立ててもらう観光PR動画を作成し、期間中に視聴してクイズに正解すると抽選でご当地逸品が当たるキャンペーンも実施している。
〝三遠南信〟は、愛知県東部の東三河地域を「三」、静岡県西部の遠州地域を「遠」、長野県南部の南信州地域を「南信」とした3県の県境にまたがる地域。同サミットは2008年のスタート以来、三遠南信に本店を構える8信金が持ち回りで物産展やクラウドファンディングを活用した取引先支援、インスタ映えコンテストなど地域活性化に資するイベントを手掛けている。
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