みずほFG、超富裕層サービス強化 ロンバー・オディエと提携

2023.02.16 12:08
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みずほフィナンシャルグループ(FG)は2月16日、国内の超富裕層向けサービスを強化するため、ロンバー・オディエグループ(スイス)の日本現地法人ロンバー・オディエ信託と業務提携契約を締結したと発表した。


みずほグループは、1世帯当たり総資産30億円以上を超富裕層と位置づける。2021年に会員制サービス「MIZUHO Connected Service」を開始するなど、サービス強化を進めている。


ロンバー・オディエは創業220年を超えるプライベートバンク。アジアにも拠点を置き、資産家や企業オーナーなどへウェルス・サービスを提供している。18年にはシンガポール現地法人とみずほ証券のシンガポール子会社が業務提携を結んだ。


みずほグループの超富裕層取引は、企業オーナーが中心。個人で資産管理の専門チームを有する顧客も多いことから、「ロンバー・オディエの理念や運用哲学などを学び、商品やサービス、投資プラットフォームを提供することで選ばれる」(みずほFG個人業務部)ことを期待する。また、研修プログラムへの参加や人材交流を通じて真のプライベートバンカー育成も図る。


今後の取り組みとしては、「グローバルな次世代顧客層とみずほの顧客との交流のほか、ロンバー・オディエのノウハウを資産形成層へ展開することも検討したい」(同)としている。

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