京都中央信金、インターンで取引先見学

京都中央信用金庫（京都市、白波瀬誠理事長）は2月13日、取引先を見学するインターンを実施した。大学3年生29人と洋菓子メーカー「ロマンライフ」（京都市）を訪れ、製造の状況やコロナ禍を受けた挑戦などを学んだ。

8月から月3、4回のインターンを実施するなか、2022年度からの新施策として取引先見学を始めた。先進的な取り組みでブランドを確立した優良企業を学生に紹介している。人事部の井垣弘文課長代理は、「魅力的な企業と取引できる信金の良さを伝えたい」と狙いを話す。

22年末のオンライン型のインターンに参加した約150人を対象に、先着順で募集した。人事部が同行し、ロマンライフの工場や事務所を見学したほか、同社役職員との座談会を実施。

同社の河内優太朗常務は学生に「コロナ禍の試練を受け、お菓子で幸せを届ける使命を再確認した。皆さんも何が社会の役に立つかをしっかり考えてほしい」と呼びかけた。