京都信金、伝統の設計継承 北山支店をリニューアル
2023.02.13 21:23
京都信用金庫(京都市、榊田隆之理事長)は2月13日、京都市内の北山支店をリニューアルオープンした。旧店舗の傘状の屋根など、著名建築家が設計した外観を維持。同信金の伝統的な店舗デザインを後世に継承する。
同信金が1971~93年に新築した77カ店は、建築家の故・菊竹清訓(きよのり)氏が設計。1本の柱を軸に、傘状の屋根を架ける「アンブレラ・ストラクチャー」などが特徴だ。
同設計の店舗は現在41カ店。なかでも設計の評価が特に高い北山支店の外観を残し、店内に菊竹氏を紹介するコーナーを設けた。
新店舗は同信金5カ店目のカウンターがない設計。勘定系端末を備えた個室4室、タブレット端末で対応する応接スペース3カ所などで融資や資産運用の相談に応じる。
小倉美和理事・事務イノベーション本部長は、「執務スペースからそれぞれの個室に通じる扉を設け、効率を高めた」と話す。両替など急ぎの用件に応じる窓口は2カ所に設けた。
店舗は鉄筋平屋建てで敷地面積1030平方メートル、延べ床面積566平方メートル。ATM4台、全自動貸金庫275函、駐車場8台。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 東京都内信金・信組、専門家派遣し取引先支援 都補助事業を活用
- 熊本銀、初の郵便局有人窓口 相談できる安心感残す
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- さわやか信金羽田支店・六郷支店グループ、訪問件数40件を意識 不動産の活用提案