宮崎県信保協、資金繰り表作成を指南 初のワークショップ
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宮崎県信用保証協会(武田宗仁会長)は2月13日、宮崎市内で資金繰り表の作成方法を解説するワークショップを初めて開いた。保証先の支援を強化しており、事業者の声を受けて企画した。
定員は24人で、事前の申込者で募集を締め切った。当日は15先の代表者や経理担当者らが集まり、アドバイスを受けながら自社の計数を使い資金繰り表を作った。
講師は連携協定を結ぶ「宮崎県よろず支援拠点」で中小企業診断士の資格を持つ下松孝裕コーディネーターが務めた。資金繰り表の構造や作成方法を解説。「資金繰り表が必要なフェーズは成長期に入った時や収益が停滞した段階。新型コロナウイルスの感染拡大など不測の事態が起きた時は特に資金の流れを把握する必要がある」と強調した。
講義に先立って同拠点の川野圭介チーフコーディネーターが「(よろず支援拠点では)解決策を一緒に考える姿勢を重視しており、ぜひ相談してほしい」と呼びかけた。宮崎県信保協も保証業務部の担当者が創業後の資金調達方法や保証審査のポイントなどを説明した。