資金繰りの相談は「親戚より地域銀」 エヌエヌ生命調べ

2023.02.07 11:10
調査・統計
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中小企業経営者は、自社の資金繰りが悪化した際に親戚より地域銀行に相談する――。エヌエヌ生命保険が2月7日に発表した調査で明らかになった。調査は1月中旬に実施し、従業員300人未満の中小企業経営者7222人に「資金繰りが悪くなった場合、どこに相談しますか」を複数回答で尋ねた。 


「地方銀行・第二地方銀行」が23.3%と相談先のトップを占め、次に「血縁関係」が21.9%、「士業」の18.8%と続いた。他の金融機関は、日本政策金融公庫が13.6%、信用金庫・信用組合10.3%、都市銀行8.6%、農業協同組合・農業協同組合連合会2.6%となった。


27.3%の経営者は、資金繰り悪化時でも「特にない・どこにも相談しない」と回答。返済が必要な資金調達をした1024人の経営者のうち19.4%が「期限通りの返済は難しい」とするなど、実質無利子・無担保(ゼロゼロ)融資の返済本格化を前に金融機関の課題も見え隠れする。

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