西海みずき信組、高校生の探究プロジェクト大会開く

2023.02.04 16:55
社会・地域貢献
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マイプロジェクトの運営をする業務部の田﨑れいなさん(2月4日、西海みずき信組本店)
マイプロジェクトを運営する業務部の職員(2月4日、西海みずき信組本店)

西海みずき信用組合(長崎県、陣内純英理事長)は2月4日、金融機関で初めて運営を務める高校生の探求型学習プログラム「全国高校生マイプロジェクトアワード」の長崎県大会を開催した。オンラインで行い、1月9日の予備日を含めて県内の高校生46チーム・約200人が参加した。


マイプロジェクトは、高校生が身の回りの課題や関心があるテーマをもとに、地元企業などに協力してもらい、アイデアを考えて実行する探求型の取り組み。高校生の発表するアイデアを、大学生や地元の事業者などが務めるファシリテーターやサポーターがブラッシュアップし、気づいていない課題や改善策を助言する。


同日の長崎県大会では、28チームが発表。長崎県の人口減少問題についてプロジェクトを立ち上げたチームは、地元企業にインタビューをして意見を集めた。県内に若者が残らないのは、どのような企業があるか知らない人が多いとの意見があった。ファシリテーターからは、「長崎が好きだから、いずれは戻って町に貢献したいという人もいる」「夢を叶えるためには、県外の企業に就職しなければいけないという課題もある」などの声があり、議論を交わした。


同信組は、2022年度から高校で始まった「総合的な探求の時間」の授業で、地域企業と高校をつないだり、教員同士が情報共有できる場を設けるなど県内高校に協力している。陣内理事長は、「高校は地元企業との関わりが少なく、金融機関が地元企業と高校をつなぐ役割を果たす意義がある。全国の金融機関にも広がってほしい」と話す。

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