足利小山信金と烏山信金、太陽光発電に4億1000万円協調融資
2023.02.03 19:39栃木県の足利小山信用金庫(冨田隆理事長)と烏山信用金庫(束原民範理事長)は、宇都宮大谷町の太陽光発電所施設に4億1000万円を協調融資した。1989年に大規模な陥没があった宇都宮市の大谷石採石場跡地の利用が課題となっていが、メガソーラーを整備。2月上旬に運用が開始されることになり、地元貢献の意味もあって融資した。
足利小山信金が1億円、烏山信金が3億1000万円を、太陽光発電事業を手掛けるプロエナジーに融資。変動金利で1.1%、期間は15年。
跡地の敷地面積は約1.7ヘクタール。年間発電量は229万キロワットを見込んでおり、一般住宅の約635世帯分。CO2削減効果は、年間で913トンになる。
発電施設は、陥没した土地の利用が決まらないまま、立ち入り禁止となっていたが、構想から約6年かけ、実現した。施設周囲にはフェンスを張り巡らせ、陥没箇所への転落防止など地元住民の安全確保も行っている。