福井信金、元職員が262万円着服
2023.02.01 18:53福井信用金庫は2月1日、御幸支店に勤務していた30代男性の元職員が顧客の預金262万4000円を着服していたと明らかにした。元職員は1月24日付で懲戒解雇処分とし、被害額は元職員の親族から全額弁済されたため、刑事告訴はしない方針。
元職員は、1月6日に顧客から定期預金と定期積金の現金払いの申し出を受けた際、証書の現金授受の日付や顧客のサインを偽造して着服。現金授受希望日を過ぎても元職員が訪問してこないことを疑問に思った顧客からの問い合わせにより、1月11日に発覚。262万4000円のうち、28万6000円を遊興費や借金返済に充てていた。
「役職員が一丸となって信頼回復と再発防止に努めていく」(川上真司専務理事)としている。
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