【PR】第7回 商いが、暮らしの中に　～卸商業団地の再整備をサポート

商工中金は地域の中小事業者の事業継続・安定化をはじめ、地域金融機関の皆さんと幅広い分野で連携し、地域活性化に力を入れています。シリーズ「商工中金×地域金融機関　＃ともに支える　私たちのストーリー」の第7回は、商工中金堺支店が池田泉州銀行と協調して、泉州卸商業団地協同組合に対し、商業施設・住宅施設の新設による団地組合の再整備をサポートした事例を紹介します。



■豊かな自然と、歴史と伝統が息づく泉州
大阪府南西部に位置する泉州エリアは、西北は大阪湾、南は和泉山地に隣接し、田園地帯にも恵まれた気候温暖な土地です。全国的にも有名な岸和田だんじり祭に代表されるだんじりや、ふとん太鼓やぐらなど、地域で継承されてきた伝統の祭も盛んな地域です。

また泉州地域は豊かな水と大地が生み出す山の幸と泉州沖の豊かな漁場でとれた海の幸など新鮮な食材の宝庫で、古くから食にこだわる大阪人の食文化を支えてきました。



■地域住民から親しまれる身近な商業団地
泉州卸商業団地協同組合はJR阪和線東岸和田駅からすぐの場所に位置する、1967年設立の卸団地組合で、さまざまな業種の企業が所属し、組合員の社会的、経済的地位向上に取り組んできました。

一般小売対応エリアには生鮮食品、製菓や日用雑貨をはじめとして幅広い店舗が軒を連ね、長年地域住民から親しまれています。

同組合は団地造成から50 年以上が経過、施設の老朽化が進み、近年は地域活性化に向けた商業施設・住宅施設の新設による団地再整備に向けた議論が行われてきました 。

2018年頃から議論が本格化し、商工中金は支店長が PJ にかかる委員会に専門家委員として、地元の有識者とともに参加しました。ディベロッパー決定後も、組合とディベロッパーの月次会議に参加し、再整備計画の策定を継続的にサポートしました。

また、商工中金が持つ全国ネットワークを生かし、団地再整備の実績がある他地域の組合事務局とのWEB意見交換会を開催しました。相手方の事務局長から、実務面のアドバイスを受ける機会を設けるなど、プロジェクトの進捗に合わせて的確な情報提供を行いました。



■地元の池田泉州銀行とともに金融サポートを実施
泉州卸商業団地協同組合は、再整備計画にかかる資金調達について、今回のプロジェクトに対する長年のサポートを鑑み、商工中金に相談を行いました。

商工中金は、現地訪問や関係者へのヒアリングを通じた綿密な事業性評価を実施。同組合の再整備計画の策定に参画することを通じて、今回の取組みが組合運営の持続可能性を高めるほか、今後の卸団地、東岸和田駅周辺、岸和田市の価値向上に大きく貢献するものと判断しました。

以前から同組合と取引のあった、地域金融機関である池田泉州銀行も、本件が地域経済の活性化に大きく資すると判断。

2022年12月商工中金堺支店は泉州卸商業団地協同組合に対し、団地組合の再整備費用として総額20億円のシンジケートローンを組成しました。本シンジケートローンは、商工中金がアレンジャーを務め、池田泉州銀行の参加・協調により、その組成が実現したものです。



■商業施設・住宅施設の新設による新たな魅力を発信
同組合の再整備はこれから本格化し、東岸和田駅の顔、さらには地域住民に身近な生活の場として地域住民からの期待も大きくなっています。同組合からは「組合金融にノウハウを持つ商工中金に任せて良かった」と嬉しいお言葉も頂きました。

この先さらなる再整備も予定されており、引き続き同組合とリレーションをとりながらともに挑戦してまいる所存です。

商工中金は、地域金融機関と手を取り合いながら、中小企業組合や中小企業の皆さまとともに歩んでまいります。