佐賀銀、認知症予防ロボに投資 介護施設での利用期待
2023.01.31 19:05佐賀銀行は1月31日、グループ会社の佐銀キャピタル&コンサルティングと共同で設立したファンドを通じて、認知症予防のロボットを開発している「ザ・ハーモニー」に2000万円を投資したと発表した。
同社は、福岡県飯塚市、田川市、嘉麻市の4カ所で認知症に特化した介護施設を運営するとともに、認知症予防のコミュニケーションロボット「コモモン」の開発に取り組んでいる。
雑音が大きい介護施設では、耳が遠く、声の小さい認知症高齢者との会話に苦労する。同社が開発したロボットは音声認識に優れ、認知症高齢者に理解しやすい声で話し、楽しく会話ができ、一緒にレクリエーションもできるという。
同行は「このロボットは介護者の不足による労働環境の改善、認知症高齢者の増加などの課題解決につながるだけに、今後の需要拡大が見込まれる」と期待している。