アルヒ、ホームネットと提携　販売拠点を拡充

住宅ローン専門金融機関のアルヒ（勝屋敏彦社長）は1月31日、不動産中古物件の買取・再販事業を手掛けるホームネットと業務提携契約を締結した。同社は、2月1日にアルヒの住宅ローン商品の紹介を開始する。

今回の提携で、全国に拠点があるホームネットが主力商品のフラット35など5商品を案内する。

アルヒは販売チャネル拡充に力を入れている。2021年2月には北都銀行と提携。企業や金融機関から顧客の紹介を受け、提携企業に紹介手数料を支払う仕組みが定着しつつある。

一方、ホームネットは中古物件を中心に取り扱う。中古物件は審査のスピードが重要視されるため、その対応が速いアルヒを紹介することは顧客にとってメリットとなる。

今後は、ホームネットのグループ会社であるプロパティ・テクノロジーズの不動産査定サービス「KAITRY」を子会社のアルヒ不動産で導入するなど不動産テック領域での連携も視野に入れる。