東海財務局、5期連続「緩やかに回復」 管内経済の情勢
2023.01.31 13:10
東海財務局は1月31日、管内経済情勢報告(2023年1月判断)を公表、総括判断は「緩やかに回復している」と、5期連続で同様の判断となった。要点として「個人消費は緩やかに持ち直している。生産活動は、供給面での制約などの影響がみられるなか、総じてみれば、足踏みの状況が続いている。雇用情勢は、緩やかに改善しつつある」とした。
個人消費は「緩やかに持ち直している」と判断。スーパーやドラッグストアは「持ち直し」や「増加」といった表現だったが、ホームセンターについては「弱い動き」に。生活必需品以外の消費が影響したとする。また、乗用車販売が弱含んでいることについて「受注は好調だが、供給面が影響している」ことが理由。
1月30日の会見で、伊野彰洋局長は、ゼロゼロ融資について記者からの質問に応え「借換制度なども用意されているのでそれを活用しながら資金繰りを支えていくとともに、金融機関に対しては本業支援に力を入れて頂くようお願いしたい」と述べた。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%