あおぞら銀、23年3月純利益予想71%減に下方修正 外債の含み損処理
2023.01.27 19:00
あおぞら銀行は1月27日、2023年3月期の連結当期純利益が前期比71%減の100億円になりそうだと発表した。従来予想の360億円から下方修正した。
22年度期初からの米国金利上昇により、外国債券を中心に発生した評価損の一括処理が主因。これによりマーケット関連業務の収益は160億円の損益になる見通しで、期初計画から340億円の減益となる見込みだ。
22年9月末の有価証券評価損は807億円、同12月末は約700億円と減少傾向にあるが、23年度以降は損益改善を図る。
23年3月末の自己資本比率は、現中期経営計画で目標に掲げる9%以上を維持する見込み。年間配当予想は1株当たり154円を据え置いた。