兵庫県地域支援金融会議、伴走支援の好事例紹介 スキルやノウハウ共有
2023.01.25 18:50
兵庫県信用保証協会(早金孝理事長)が事務局を務める「兵庫県地域支援金融会議」は1月25日、神戸市内で「伴走支援グッド・プラクティス発表会」を初めて開催。県内金融機関や中小企業支援機関の担当者ら約70人が参加した。
同地域支援金融会議は、金融機関や行政、経営支援機関など36機関で構成。発表会は、参加機関の優れた伴走事例を紹介し、関係者で支援スキルやノウハウを共有する狙いがある。募集した事例56案件から、神戸大学経済経営研究所長の家森信善教授が監修し、10案件を選考した。
1案件あたり10分でプレゼンテーション。尼崎信用金庫は、建設業の「組織力」と「発信力」の不足という課題に、外部支援機関や同信金のネットワークを活用した支援事例を説明。兵庫県信用組合は、製造業が新たなマーケット参入に際しての補助金紹介、計画書作成支援の事例を発表した。
家森教授は「いずれの事例も、地域の中小企業を応援したい熱い気持ちで意欲的に実践していることを示している。経営者や社員をいかに前向きな気持ちにさせるかというプロセスも感じることができた」と講評した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%