岩井コスモ証券、ネットでラップ提供 資産形成層を開拓
2023.01.24 17:35岩井コスモ証券は1月23日から、インターネット取引の顧客を対象に投資一任サービス「岩井コスモ・ゴールナビ」の提供を開始した。専用スマートフォンアプリによる無料診断を通じて、顧客のゴールにもとづいた資産運用プランを提案。毎月1万円から積み立て投資ができる。顧客の高齢化が進むなか、資産形成層の開拓を狙う。
岩井コスモ証券は、ネット取引サービスの強化を目的に所管部署を「本部」に格上げし、2021年7月にインターネット取引本部を設置した。
同社の山形光・ネット取引統括部長は「お金をこれから増やしていかないといけない層に対して、手が打てていないことに気づいた」と話し、ゴールベース型のラップサービスの導入に至った。
教育資金や老後資金など目的別に最大10口座を設定可能。アプリによる通知機能などのフォロー機能も備え、顧客のゴール達成を後押しする。
投資対象となる計10資産から、5段階のリスク許容度でポートフォリオを構築する仕組み。必要契約金額は10万円以上。手数料(税込み)は0.8~1.4%程度で、うち投資一任報酬は最大1.045%。
同社はニッセイアセットマネジメント(AM)とFinatextホールディングスの証券子会社スマートプラスが共同開発した投資一任サービスを採用した。ニッセイAMが運用を行い、スマートプラスが口座管理を担う。同システムの導入は碧海信用金庫に次いで2例目となった。
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