近畿財務局、詐欺撲滅会議を開催 4年半ぶり対面で実施
2023.01.23 17:34
近畿財務局は1月23日、大阪府警察本部と連携して「オール大阪 特殊詐欺撲滅対策会議」を4年半ぶりに対面で開催。大阪府下に本支店を持つ金融機関のほか、ATMを設置する小売業者、警備会社、宅配業者など約120人が大阪銀行協会に集まった。
2022年4~11月の大阪府下における特殊詐欺の認知件数は、1848件と過去最高。被害額は約28億円。
近畿財務局の鈴木康晴理財部長は、「特殊詐欺をはじめとする金融犯罪はますます巧妙化している。これに対応するには情報、知識のアップデートが必要」と強調。そのうえで「金融機関のみならず各機関が共通認識のもと、一層連携して各種対策を講じていただきたい」と語った。
会議は、大阪府警が特殊詐欺の現状と対策を説明。犯人からの実際の電話音声を会場に流し、生活安全指導班による「寸劇」も実施。池田泉州銀行と明治安田生命の担当者が詐欺未然防止の取り組み事例を発表した。
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