自賠責保険、4月から11.4%引き下げへ

2023.01.21 04:45
金融庁 保険・共済
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自賠責保険

自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料が4月1日から、平均11.4%引き下げとなる。1月20日、金融庁の自賠責保険審議会で正式決定した。コロナ禍での生活様式の変化により事故が減少し、過去の契約分の収支や利息を含む滞留資金も想定より増加したため。引き下げは2021年4月以来、2年ぶり。


自賠責保険は、自動車事故での被害者救済を目的とした保険。任意の自動車保険とは異なり、加入が義務付けられている強制保険となる。保険料の算出に使われる基準料率は、純保険料率と付加保険料率で構成。損害保険料率算出機構が算出しており、同機構の会員損保全社が基準料率を利用している。


また、自賠責保険のうち付加保険料率の一部として、新たに「賦課金」を設ける。事故被害者への支援や事故防止を目的としたもので、自家用乗用車であれば、1台当たり年間125円を負担する必要がある。これとは別に、ひき逃げや自賠責保険に加入していない無保険車による事故被害者の救済を目的とした賦課金があり、従来から純保険料率の一部として含まれている。

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