ウェルスナビ、「おまかせNISA」 24年の新制度に対応
2023.01.19 18:13ロボアドバイザー最大手のウェルスナビは、2024年にNISAの抜本的な拡充・恒久化が予定されるなか、NISAの非課税メリットを活用しながら、自動で国際分散投資ができる「おまかせNISA」を新制度に対応させる。現行のおまかせNISAでは、新制度の「成長投資枠」に相当する一般NISAのみを利用しているが、積立投資枠にも対応予定。
23年にウェルスナビでNISA口座を保有する顧客は、自動的に新制度のもとでおまかせNISAを継続利用できる。同サービス は、これまでNISA口座と通常口座の資産全体を最適化する運用方針をとっているが、新制度のもとでも同方針を維持する見通し。
同社は米市場に上場するETF(上場投資信託)を投資対象として、投資一任サービスを提供している。ただ、現行のつみたてNISA制度では同ETFは対象商品に含まれていないため、新制度の詳細を踏まえて対応を検討していく。具体的な対象商品やサービス概要は決まり次第、公表する予定だ。
ウェルスナビは21年2月におまかせNISAの提供を開始し、運用者数は4万8000人(22年9月末時点)。運用者数全体の13%程度にあたる。1人当たり預かり資産では、同サービス利用者の方が全運用者数平均に比べ120万円多い317万円と、預かり資産の増加に貢献している。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト