第一生命、「資産形成プラス」稼働 銀行サービスも提供
2023.01.11 18:48第一生命保険は1月11日、インターネットで幅広な資産運用を支援する「資産形成プラス」サービスを開始した。資産設計に関するシミュレーションツールを用意するほか、住信SBIネット銀行と楽天銀行のシステム基盤を活用した銀行サービスも提供する。保険契約の有無に関わらず利用可能とし、これまで希薄だった若年層などとの接点を増やしたい考え。
銀行サービスは、両行が提供するBaaS(サービスとしての銀行業務)機能を活用する。住信SBIは「第一生命 NEOBANK」、楽天は「楽天銀行 第一生命支店」を設け、円預金や外貨預金、住宅ローンなどのバンキング機能を提供する。
利用者は、専用のスマートフォンアプリなどを通じて取引することができる。これにより、満期を迎えた保険金の一部を外貨預金や投資信託で運用するなど、柔軟な資産形成が可能になる。
このほか、利用者の年齢や家族構成、ライフイベントなどの情報を入力するだけで、将来のキャッシュフローが試算できる「資産寿命シミュレーション」も利用できる。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト