三井住友銀、マレーシアの現地通貨でイスラム金融 非日系取引拡大
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三井住友銀行の現地法人・マレーシア三井住友銀行は1月10日、現地通貨のマレーシアリンギットでのイスラム金融商品の取り扱いを開始した。経済成長を続ける同国で、非日系企業との取引を強化する。
同行は2014年にイスラム金融業務を開始した。今回、マレーシア中央銀行から認可を取得し、米ドルや日本円に加え、現地通貨による業務が可能になった。
マレーシア政府の後押しを受けて認可を実現した。同国のムスリム人口は2022年12月時点で61%。成長の著しい同国のイスラム金融の需要に対応することで、非日系企業を含めたアジアの取引拡大を見込む。
イスラム金融は、イスラム法(シャリア)に則した金融取引の総称。利子の概念の禁止、アルコール・賭博などの事業に関与する取引の禁止、不確実性排除などの特徴がある。
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