南日本銀、東京支店を鹿児島銀所有ビルに移転
2023.01.10 18:22南日本銀行は4月24日、東京支店を移転する。新店舗は鹿児島銀行が所有する「東京鹿児島ビル」(東京都中央区日本橋3丁目15番2号)の2階に入る。互いに鹿児島県を主要な営業基盤としており、両行と取り引きする顧客の利便性が高まると判断し、移転先を決めた。
現在もATMは設置しておらず、移転後も設けない。東京事務所も同様に移転する。
他行が所有するビルに移転するのは珍しい。同ビルには鹿児島銀東京支店と東京事務所などが入居している。両行は鹿児島県を主要地盤にしており、非競争領域で効率化できる分野では協力する考えを共有している。2022年5月には鹿児島銀が屋久島安房地区に置く店舗外ATMを、南日本銀が設置している店舗外ATMの敷地内に移して稼働させていた。
南日本銀は併せて、2023年度中に老朽化した姶良支店(鹿児島県姶良市)を建て替える。建設中は加治木支店に移り(4月からを予定)、竣工後に新店舗に戻る。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 住信SBIネット銀、短プラレート引き上げ 16年ぶりに改定し5月から年1.775%
- 金融庁、「ウェブ3」へ規制見直し 与党から難度高い要請
- 銀行・信金、6割が来春初任給引き上げ 「大卒26万円」目安に
- 信金中金、データ活用力強化へ 組織や研修体制整備
- 信金、担当地区の錯綜解消急ぐ 渉外係訪問を効率化
- 内閣府、中小のDX支援の補助事業 59先採択、6月に2次公募も
- みずほG、顧客情報のAI分析に着手 営業提案に活用 地域銀へ外販も
- 地銀、農業支援に奔走 専門部署設け多面的サポート
- 愛知銀、行内カンパニーが課題解決、横断型専門チームで提案高度化
- 三菱UFJ銀八事支店、総合力で総資産の活用提案 PDCA意識が収益に貢献