近畿地区金融機関、2023新年トップメッセージ

2023.01.04 18:31
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サステナブル経営の実現に向けて


南都銀・橋本隆史頭取:顧客の資金繰りや本業支援に加え、事業承継に関する課題解決に向けたファンドを設立するなどグループ一体でのソリューション提供に努めている。「顧客の豊かな生活の実現」に向けた資産形成のお手伝い、銀行窓口と同様のサービスを提供する新たなバンキングアプリの開発にも着手した。人的資本への投資で中長期的な企業価値向上を目指し、「地域と共に発展するサステナブル経営」に取り組む。


 


成長・発展、そして地域活性化へ


京都銀・土井伸宏頭取:私たち自身がさらに成長・発展し、そして地域の活性化に一層貢献するため、全員の未来志向マインドを結集した新しい体制で力強く前進したい。


 


「成長」はお客さまのために


関西みらいFG・菅哲哉社長:年頭にあたり2点お願いする。1つは「フィデュ―シャリーデューティー(顧客本位の業務運営)」。ポイントはお客さまの喜びや幸せのために行動すること。お客さまや地域のためにできることを真剣に考えて行動してほしい。2つは「成長への挑戦」。従業員全員の成長なくして当社の成長はあり得ない。仕事において新たな目標を掲げて努力するとともに、「人」としても人間力を磨いてほしい。われわれの成長が「お客さまのためになる」との認識を。


 


サステナビリティ経営を実践


京都中央信金・白波瀬誠理事長:「人的資本経営」(人材を資本と捉え、中長期的な企業価値の向上につなげる経営)に取り組む。また、DX(デジタル化による変革)、GX(グリーン・トランスフォーメーション)を含むサステナビリティ経営を役職員一同が全力で実践し、地域の皆さまとともに明るい未来の創造に貢献する。


 


未来に向かって全速前進


大阪シティ信金・高橋知史理事長:地域や取引先企業では、デジタル化による生産性向上が求められ、環境問題への対応など抱える課題も変化している。2025年「大阪・関西万博」では、当金庫の「展示・出展ゾーン」を提供し、未来社会につながる技術力や新製品の情報を世界に発信し地域の発展に寄与する。「地域とともに、いまはじめよう」を合言葉に未来に向かって全速前進する。


 


「未来を起点」に行動


尼崎信金・作田誠司理事長:「地域の持続的な発展」を実現するには、「未来を起点」とした道筋を考えて行動するバックキャスティングの発想が必要となる。地域や取引先などの未来を想像し、ありたい姿、あるべき姿に対して必要なアクションを実行する。試行錯誤を繰り返しながら、知恵を出し、汗をかき、役職員が一丸となって明るい未来をデザインしてもらいたい。


 


跳び続ける


近畿産業信組・大本崇博理事長:今年は「跳ぶ!JUMP」を全役職員の行動指針とし、ビジョン・目標を高く掲げる。蚤(のみ)は体の200倍に相当する跳躍をするが、透明のコップをかぶせると、やがてコップを外してもその領域内でしか跳べなくなる。自分の限界を自分で決めてしまうのだ。目に見えない限界のコップを取り払う方法は、それを打破するために勇気を持って跳び続けることに尽きる。既成概念や偏った価値観を排除するとともに各自の潜在能力を磨き、一層の跳躍力へと誘う。

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