東京海上日動、0円ソーラーを補償 住宅PPAで提携
2022.12.29 04:35
東京海上日動火災保険は2023年1月初旬から、初期費用のかからない太陽光PPA(電力販売契約)モデルを活用した顧客の脱炭素を支援する取り組みを開始する。この支援にあたり、Looop(東京都)と業務提携した。
住宅用太陽光パネルの設置には120万~171万円(21年度実績)の費用がかかり、中小のハウスメーカーなどは導入の際の負担となっている。このためLooopは住宅購入者と電力購入契約を結ぶ替わりに、設置からメンテナンス、修理にかかる費用をすべて負担する「0円ソーラーモデル」を提供する。
東京海上日動は設備が故障した場合の修理費を補償する保険を提供する。この仕組みを側面から支援することになる。金融機関の多くはハウスメーカーとタイアップしながら住宅ローンを提供できる。東京海上日動はハウスメーカーを通して金融機関とも連携を強めていく。