四国銀、県立高校で金融教育 株式投資を疑似体験
2022.12.20 18:52
「お金についての向き合い方を考え直した」――。四国銀行は12月20日、高知県立嶺北高等学校で金融教育に取り組んだと発表した。10月28日に公募で集まった約10人の生徒を対象に資産運用のワークショップを開催。このほかにも9、10月は1、2年生に計4回の出前授業を実施した。
ワークショップは、同校生徒専用の公営塾「燈心嶺(とうしんりょう)」と協働で開催。生徒は仮想ポートフォリオの作成や運用パフォーマンスを計測する「株式投資シミュレーション」を行い、株式投資を疑似体験した。
出前授業では、家庭科の授業を活用して家計管理の方法や金融商品などを説明。同行地域振興部が「お金の貯め方を知りたい」といった意見に対して現在の金利状況を解説すると、授業後には「資産運用に興味を持った」との反応が寄せられた。
地域振興部は「授業によって資産形成を行うことの重要性を実感してもらえた。今後も『自由な金融行動』の実現に向けて地域と協働していく」と話した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%