【PR】第6回 そのゴミを、資源にする~産業廃棄物処理施設のリニューアル投資をサポート

2023.01.01 04:50
商工中金×地域金融機関 #ともに支える 私たちのストーリー
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商工中金は地域の中小事業者の事業継続・安定化をはじめ、地域金融機関の皆さんと幅広い分野で連携し、地域活性化に力を入れています。シリーズ「商工中金×地域金融機関 #ともに支える 私たちのストーリー」の第6回は、商工中金大津支店が複数の地域金融機関と協調して、湖南リサイクルセンターに対し、廃棄物毎に専門の建屋を有する環境配慮型の廃棄物処理施設のリニューアルをサポートした事例を紹介します。



■県内最大級の工業団地を擁する自然と工業のまち 滋賀県湖南市
日本のほぼ中心部に位置する滋賀県。湖南市は県南部の中央に位置し、日本最大の湖、琵琶湖に注ぐ中でも最大の河川である野洲川が、市域の中心部を東西に流れています。

自然に恵まれた湖南市は、大阪や名古屋から100キロ圏内にあります。京阪神・中京・北陸をつなぐ交通と経済の要衝として栄え、その強みを活かし県内最大級の内陸工業団地を擁した工業のまちでもあります。

湖南リサイクルセンターは、産業廃棄物の収集・運搬から処理において県内トップクラスの業容を誇るKINKANグループの企業で、中間処理とリサイクルを担っています。同社の工場は琵琶湖にほど近い野洲川に面しており、廃棄物の特性に応じた工程を踏むことで、周囲の環境に配慮したクリーンな処理を行っています。





■安心・安全で環境に配慮した処理施設を目指して
同社の工場では、廃棄物の種類ごとに専用の処理棟を確保しています。

選別・破砕などの作業や保管をそれぞれの専用棟で実施し、全ての工程を完全に分けられた専用の建屋で行うことにより、処理工程において他の種類の廃棄物混入や廃棄物が敷地外に流出することを防いでいます。

同社は、滋賀県が運営する産業廃棄物の最終処分場が2023年10月に閉鎖することを背景に、廃棄物の処理能力およびリサイクル率を高めた処理施設のリニューアルを計画しました。今回のリニューアルにより、他社からも廃棄物を受け入れることができるようになるとともに、営業から運搬まで一貫して行える体制となります。


専用棟での破砕の様子


破砕選別プラント


 



■滋賀中央信用金庫とともに金融サポートを実施
湖南リサイクルセンターは、老朽化した破砕機の代替と最新鋭の選別機の導入、既存施設のレイアウト変更等を含む大規模な投資計画であることを踏まえ、他の金融機関との協調融資の実績が豊富な商工中金に相談を行いました。

商工中金は、湖南リサイクルセンターと初めての取引であること、かつ大規模な投資計画であることを踏まえ、現場訪問や経営者へのヒアリングを通じた事業性評価を実施しました。同社の強みや経営・財務上の課題を共有し、企業価値向上のためには、機械設備等の導入による処理能力の向上が不可欠と判断しました。

なお、商工中金は、2021年6月に地元金融機関で同社のメインバンクである滋賀中央信用金庫と、取引先の協調支援に向けた連携体制構築のために「事業再生・経営改善支援分野」「シンジケートローン分野」に関する業務協力文書を締結しています。

2022年3月、商工中金と滋賀中央信用金庫が共同主幹事を務め、関西みらい銀行が参加したシンジケートローンの組成が実現しました。滋賀中央信用金庫にとって、共同主幹事での組成は初の取組みとなりました。

共同主幹事を務めた滋賀中央信用金庫の地域支援部は、「本案件は業務提携を活かした、商工中金と滋賀中央信用金庫との共同主幹事による初のシンジケートローン組成です。契約までの業務フローを商工中金にサポート頂いたことにより、湖南リサイクルセンターにおける県内最大級の環境配慮型処理施設建設計画の実現に伴走していく事が出来ました。地域金融機関と商工中金それぞれが持つ特性を活かし、シナジー効果が発揮されお客様の課題解決をサポートできた事を励みに、今後も地域発展のため、より一層貢献してまいります」と語りました。





■県内最大級の環境配慮型処理施設が誕生
2022年6月、湖南リサイクルセンターは破砕選別プラントをリニューアルしました。

廃プラスチックや紙・木くずといった混合廃棄物の破砕機を新型に代替し、処理能力は従来の3倍近くに向上しました。新設した機械式選別機はこれまで人海戦術で行っていた処理工程を一部機械化。振動や風力を用いて精度の高い選別を行い、これまで埋め立てや焼却処分するしかなかった混合廃棄物を、化石燃料の代替燃料やセメント原料などにリサイクルができます。処理能力の向上と中間処理後の用途が増えたことで、廃棄物の安定的な受け入れができるようになりました。


二次処理先へ出荷



湖南リサイクルセンターを含むKINKANグループは、『E-COmmunication Partner~人と地球に「いい」コミュニケーションパートナー』を企業理念としています。

これは、「環境を愛する心を通してパートナーシップを築き、未来への可能性をお互いに広げていける関係」を意味しています。

今後、商工中金に期待することについて、同社は「湖南リサイクルセンターは、大幅な設備の入れ替えを行い、リニューアルオープンいたしました。グループ全体でシナジー効果を出し、循環型社会をこの湖国滋賀を中心に、近畿圏や日本全国に拡げていけるよう、社員一丸となってこれからも邁進していきます。商工中金の皆様にも一緒に伴走し、情報共有や提供、時には弊社をリードしてくださるような存在で頂けると幸いです」と今後の展望とともに語られました。

自然と工業のまち湖南市において、産業廃棄物の適正かつ『E-CO』な処理で下支えする良きパートナーとして、これからも湖南リサイクルセンターは進化を続けます。商工中金は、地域金融機関と手を取り合いながら、中小企業組合や中小企業の皆さまとともに歩んでまいります。


 



 


 

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