大阪シティ信金、近大のビジコン初協賛 事業化をサポート
2022.12.16 21:23
大阪シティ信用金庫(大阪市、髙橋知史理事長)は12月16日、近畿大学が主催する「ビジネスプランコンテスト」に初めて協賛した。既に起業した学生やこれから起業を目指す学生への支援につなげる。
同コンテストは、近畿大の学生、付属高校生、高専生などからエントリーした21組のうち、書類審査と一次審査を通過した10組が最終発表を行った。会場には学生ら約60人が聴講し、次のチャンスに向けてメモを取っていた。
起業済みか具体的なプランを持つチームが対象のグランプリ部門は、最優秀賞に織戸弘暉さんのマネー教育事業が選ばれ、賞金50万円が贈られた。優秀賞(賞金10万円)とオーディエンス賞(3万円)は山本あかりさんのリユースを普及させるAstore事業が、大阪シティ信用金庫賞(5万円)には原寿さんのボーイッシュブランドが受賞した。
起業前でアイデア段階のチームが対象のチャレンジ部門は、最優秀賞とオーディエンス賞に越智健心さんの建設業界の下請け会社と元受け会社を結び付ける「適材適所」が選ばれ、賞金を贈呈。大阪シティ信金賞には清水大河さんの鉱泉を活用した大阪湾の環境と漁獲量の向上が受賞した。
同信金企業支援部では「大学に近い営業店と本部で連携して事業化に向けた支援を行っていきたい」としている。