AWS、SBI推奨プロバイダーに 新生銀との事業シナジー強化
2022.12.15 15:19アマゾンウェブサービスジャパン(AWS)は12月15日、SBIホールディングス(HD)の推奨クラウドプロバイダーに選定された。新生銀行との事業シナジー最大化や、地銀連合など地域金融機関の商品提供迅速化を支える。
SBIが取り組む地域金融機関の収益力強化や、インターネットバンキングへの顧客誘致に必要な開発を推進。2024年度内に福島銀行で導入・AWS上で稼働予定の勘定系システムでは、伴走支援のほか「AWS Well-Architected Framework」を活用した提案を行う方針だ。
新たな取り組みでは、SBI証券で低コストかつ柔軟性とスケーラビリティを持ったトレーディングプラットホームの構築を進める。新生銀などとの提携で取引手数料無料化によるトランザクション増加に対応。オンライン取引システムなどもAWS上に移行する予定だ。
AWSのスコット・マリンズグローバル金融事業統括責任者は「金融業界における新たなコラボレーション促進や顧客体験の向上に期待する」、SBIHDの北尾吉孝会長兼社長が「相互補完的なシナジーを発揮し、次世代の社会変革をもたらすことができる」とそれぞれコメントを寄せた。