富山第一銀、本店でガラス展 リサイクルした作品9点
2022.12.13 18:37
富山第一銀行は12月13日、本店営業部のロビーで地元ガラス工房の作品展示を開始した。廃棄ガラスを再溶融した素材「リメルト・ブルー」を利用したレースガラスの作品9点を出展した。
作品は、富山ガラス工房によるもの。2021年10月に同行と地域創生に関する連携協定を結んでいる富山市が仲介し、展示会が実現した。
富山第一銀はガラス美術館などが入る複合ビル「TOYAMAキラリ」に入居している。島田詠・地域部長は「以前からガラスにシンパシーを感じていた。ガラスのアピールを後押ししたい」と語った。今後は、富山市内の各支店での展示も検討している。
同工房では、年間約2トンの廃棄ガラスが発生している。リサイクルの方法を探り、21年から再溶融の実験を開始。色付きガラスに含まれる酸化コバルトの影響で青色の作品が完成した。現在では、廃棄ガラスの20~25%を再利用することが可能となっている。