笠間製本印刷、紙製ファイル多彩に 金融機関のSDGsサポート
2022.12.12 19:11
笠間製本印刷(石川県)は、環境に優しい紙製ファイルのバリエーションを増やしている。SDGs(持続可能な開発目標)推進を目的にプラスチック素材のクリアファイルから紙製ファイルへの切り替えを検討する金融機関が増えるなか、ニーズを聞き取りながら新商品開発に取り組んでいる。
同社は、環境配慮型の商品を拡充して金融機関のSDGs推進をサポートしている。なかでも、100%紙製の「エコペーパーファイル」は、クリアファイルの代替品として関心が高い。
ただ、紙製は中が見えないため、「中身が判別できた方がいい」という声に応え、一部を特殊加工で半透明にした「透ける紙製ファイル」を開発。半透明部分は形や大きさも自由に変えられる。
さらに、中に書類が入っていることが一目でわかるように角の一部をカットした「角がまぁるいエコペーパーファイル」も新発売。書類の詳細は見えないため、顧客向けの資料提供などで活用しやすい。
そのほか、のりを使わない「エコプレス」や、石から抽出した無機鉱物粉末から作られたストーンペーパーのファイルなどより環境を意識した商品もそろえる。紙製ファイルは金融機関で採用が広がっており、「提案をさらに強化していきたい」(同社)とする。
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