枚方信金、「空飛ぶ車」誘致へ 理事長が座談会で呼びかけ
2022.12.12 09:52
枚方信用金庫(枚方市)の吉野敬昌理事長は12月11日、地元で開かれた「空飛ぶ車の活用に向けた座談会」に登壇。「2025年の大阪・関西万博時に空飛ぶ車で会場と枚方を行き来できるようにしたい」と訴えた。
空飛ぶ車の開発を進めるベンチャー企業「スカイドライブ」(東京)が主催し、吉野理事長のほか、伏見隆・枚方市長や北大阪商工会議所の久門哲男会頭らが参加。地元事業者ら約45人に、空飛ぶ車の誘致による地域活性化の構想や課題を示した。
最初に誘致を提案したのは吉野理事長。市や同商議所の協力を得て、22年初からスカイドライブを訪れて交渉してきた。ただ、安全性の確保などで、万博までの実現は不透明な情勢。地元企業の理解と協力を得て開発や準備を加速するため、枚方市駅前のコワーキングスペースで座談会を開くことになった。
スカイドライブ事業開発チームの金子岳史リーダーは、空飛ぶ車について「観光活性化や淀川をまたぐ場所の渋滞解消、機動的な救命活動などに役立つ」と利点を紹介。
吉野理事長は「枚方を宿泊地にして京都や大阪市などの観光地へ片道20分でスムーズに行けるようになる」と述べ、中間に位置する立地条件を生かして、「当地の魅力を全国に発信したい」と語った。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 信金・信組、求められる内部監査高度化 担当部門任せから脱却も
- 経産省、「人的資本経営」を浸透 25年度は地方初開催
- 地域銀、融資ファンドへ参加増 LBOノウハウ習得狙う
- 信金・信組、共同化費用の抑制図る 資金交付制度拡充を要望
- みずほFG、勘定系「MINORI」初のシステム更改完了 正常稼働
- 金融機関、AI急拡大 過半数が利用 日銀調査
- 改革の旗手 淡路睦・千葉銀行代表取締役専務執行役員・グループCSuO、誰もが活躍できる道拓く
- 西日本シティ銀、「戦略人財」を計画育成 高い専門性備え配置
- 銀行界24年度役員報酬、1億円以上は44人 MUFG亀澤氏が4億円台
- 三菱UFJ銀、日立と再生材支援へ提携 金融機能で循環促す