京都中央信金、インテリア展示場開設 地域商社が伝統産業支援

2022.12.10 04:51
社会・地域貢献 事業者支援
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マップケース内の素材をながめる門川大作・京都市長(12月9日、京都アンプリチュード展示場2階)
マップケース内の素材をながめる門川大作・京都市長(12月9日、京都アンプリチュード展示場2階)

京都中央信用金庫の地域商社「京都アンプリチュード」(首藤晃弘代表)は12月9日、受注販売するインテリアの展示場を開設した。建築業者やデザイナーらを招き、製品や素材を紹介する。


同信金は伝統産業を支援するため、7月4日に同社を設立。和紙や竹などの素材や加工技術を生かしたインテリア開発のサポートに加え、ホテルの施工主ら買い手へのPRや販売も請け負う。


展示場は旧西御池支店を改装した3階建てで、同社本社を兼ねる。1階には製品の見本として、京和傘を応用した照明や竹の手工芸品、西陣織の緞帳(どんちょう)などを陳列。2階には約500種類の素材を展示。絹をガラスで挟んだ「絹ガラス」や漆塗りなどの板をケースに並べている。


首藤代表は「ビジネスマッチングの先の支援として、京都の伝統産業を世界に発信するプラットフォームにする」と宣言。


来場した日本貿易振興機構京都貿易情報センターの庄秀輝所長は、「輸出支援の中で海外バイヤーをお連れする有力な場所ができた」と喜んだ。

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